ヤブサキ産業の歴史

社員一人一人が自走する集団を目指す
千葉県№1企業へ向けて躍進する石油の
リーディングカンパニー

石油業は人を成長させてくれるビジネス

代表取締役 薮嵜  康一写真

ヤブサキ産業は、1968年に創業して以来、一貫して石油業一筋に取り組んできました。
創業当時は高度経済成長時代。車社会の到来を見据え、先代社長(現会長)の薮嵜庄一の「これからの時代、ガソリンスタンドがこれから必要とされる時代が来る」との予測の下、千葉県市川市にヤブサキ産業初のガソリンスタンドを建設。これが現在本社所在とでもある菅野サービスステーションです。同拠点を契機にガソリンスタンドの拠点を拡大し、現在は千葉県トップクラスの売上を誇る一大石油販売店へと急成長してきました。
一見すると順風満帆に見える業歴ですが、実は幾多の試練を乗り越えてここまで来ました。
「千葉県はガソリンスタンドの価格競争が厳しい地区であり、外資系ガソリンスタンドの子会社が軒並み出店しています。ヤブサキ産業の歴史は、これら外資系ガソリンスタンドとの戦いの歴史でもあります。」

薮嵜社長はこう回想する

当初は価格をとことんまで下げて対抗した時期もありました。しかし、収益が悪化し見直しを余儀なくされました。価格競争には際限がありません。私たちが地域の人に必要とされ事業を成長発展させ続けていくためには何をすべきか?何ができるのか、悩み考え抜きました。考えに考えた結果、外資系には決して真似できない、私たちが創業以来大切にしてきた地域に根差したサービスを展開していくしかない、との結論に達しました。価格だけでなく、真にお客様が必要とされていることは何か?を考え、お客様のカーライフサービスをワンストップで提供できる「トータルカーライフサポート」という考え方に行き着きました。それも、機械が提供するのではなく、人が提供するサービスにこだわり、この10年間試行錯誤しながらお客様に満足してもらえるカーライフサポートビジネスの展開に取り組んできました。」
カーライフサポートビジネスの展開、と一言に言っても、そこには高い「技術力」と「接客レベル」が必要とされます。ヤブサキ産業は、このために、人材の育成には人並みならぬ尽力を注いできました。業界でもいち早く整備士資格の普及に乗り出し、社員の 約50%にあたる人が整備士資格を持つ。「カーディーラーに負けない技術レベルの提供」、これがヤブサキ産業のこだわりです。車の知識をキャッチアップするための研修会も毎月のように開催しています。

「失われた20年と世の中では言われているかもしれませんが、ヤブサキ産業にとってのこの20年は人を成長させてくれた20年でした。」

取引先の出光興産である方がこんな話をしてくれました。「木は日なたにいるほうが高く伸びるが、切ってみると年輪がスカスカで使い物にならない。一方、日当たりが良くなくあまり環境が良くないところで育った木は、見た目は大きくならない。でも、切ってみると年輪が細かく、中身がしっかり詰まっていて、高級な木材となる。人材も同じだぞ。」と教えてくれました。厳しい環境だからこそ人は育つ。今、私は、ヤブサキ産業の従業員を見ていてそれを実感しています。「親バカ」と言われるかもしれませんが、ヤブサキ産業の従業員は技術レベル、接客レベルとも、大手カーディーラーには引けを取りません。厳しい環境だからこそ、自分たちでできることを必死に考え、実践してくれています。他社には真似できないヤブサキならではのサービスを提供しようと必死になって頑張ってきた結果だと思います。自分で考え自分で行動することができる、自走する組織がヤブサキ産業の強さです。彼らからは「千葉県№1企業になるぞ!」という言葉が最近出てくるようになってきました。私のほうが彼らの迫力に圧倒されていますね(笑)。」

これからの石油業界の展望

石油業界、取り分けガソリンスタンド業界は、他の業界と同様、決して楽なビジネス環境ではありません。過去のように車が増え続け、ガソリンが右肩上がりに増え続けていく時代ではもうないのは確かです。しかし、失われた20年と言われる時代に合って、私たちは燃料油の販売数量・販売拠点を倍増させてきました。今もガソリンの販売数量はしっかりと維持をしています。また、カーディーラーにも劣らない国土交通省指定車検工場を配置し、これまで車検をしてくださった台数は6万台を数えます。さらに念願だった鈑金工場、車販店舗も立ち上げ、ガソリン、車検、鈑金、レンタカー、車販、自動車保険とお客様のカーライフをワンストップで提供できる体制を整えることができました。
ハイブリッド車の普及が業界にとって逆風のように言われますが、私はそう考えていません。なぜなら、今後も自動車の保有台数が大幅に減少することはありませんし、超高齢化社会を迎え、手軽になおかつ温かい心のこもったサービスへのニーズが高まっています。だからこそ、地域に根差した我々のワンストップネットワークがますます重要性を増すと考えています。
さらに、一昨年からは法人企業向けの燃料油販売にも本格的乗りだし、専門部署を新設し、法人営業マンの増強も図っている。

こんな人材が資本のヤブサキ産業において、社長が求める人材像とは?

我々が日々提供しているサービスレベルは一朝一夕で覚えられるものではありません。もし簡単に身に着けることができるなら誰だってやっていますよ(笑)。
新しく入社する方には「時間はかかってもいいので、自分で考え、自分で行動できる人間になれ」と常々言っています。販売だけできてもダメ、技術だけあってもダメ。人間として正しい考えを持って、何をすべきか?何がお客様から求められているのか?そのために自分ができることは何か?をとことんまで考え、それを実践できる人材、それがヤブサキマンであり、それを思う存分やらせきるのがヤブサキ産業の大きな特徴です。ヤブサキ産業の経営理念の1つに「ヤブサキ産業は人間性を鍛える場である」というものがあります。ヤブサキという舞台を使って、自分を成長させ、世の中に貢献できる人材になってほしいと思っています。そういった人材を一人でも多く世に送り出すのが私の使命だとも思っています。この思いに共感してくれる若者にはびっくりするぐらいやりがいのある会社だと自負しています。

大企業には真似できない地域密着を実践し、自己を成長させる舞台を得たいと思う人には非常に魅力ある企業だと思っています。

ヤブサキ産業株式会社
代表取締役
薮嵜 康一

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